奈良交通、八木新宮線
2022/8/5 カテゴリ: 旅
日本最長の路線バスに乗るために、和歌山県新宮市までやって来ました。
朝5時52分発の大和八木行きの路線バスは、全行程169.9km 乗車時間は6時間30分にもなります。
新宮からの乗客は1人だけ。
先ずは、熊野川沿いの道を、熊野本宮大社に向かい1時間程進みます。
熊野本宮大社からは乗客は2人になって、さらに1時間進んだところの十津川温泉で最初の休憩15分。乗客は途中から女子高生が乗って3人になりました。
運転手は交代無しの1人運行なので、法定の休憩かもしれません。その間乗客は、トイレに入ったり足湯に入ったり。
女子高生は、十津川高校前で下車し、代わりに男子高生が2人乗り込みました。
十津川村は広大で、村民が下界まで通えないから高校があるのではと予想しましたが、そんな事はなく奈良県最古の伝統校だそうです。
バスは、立派なトンネルや橋の新道を走ったかと思うと、突然旧道に入り山間の集落を丁寧に巡ります。
十津川村内では、住民が更に数名乗り、また下車しました。何故か村民はお金を払わないで降りて行きます?ひょっとしてバス存続の為に村が負担しているのでしょうか?
十津川村での2度目の法定休憩は、上野地という場所で、立派な吊り橋がありました。
十津川村は、風光明媚な場所で温泉もたくさん有ります。
村役場から村営バスに乗り換えると、日本一の飛び地である北山村や、瀞峡にも繋がります。
1日3便の、大和八木〜新宮線は、明らかに補助金無しでは成り立たない、十津川村、五條市山間部住民救済の交通手段だと感じました。
紀伊山地を縦断したバスは、五條バスターミナルで最後の休憩をし、橿原市の大和八木駅に到着しました。
運転手さんから完全乗車の記念品を頂きました。
大和八木からは、近鉄線、JRの鈍行線と乗り継いで帰宅しました。
旅の予算
青春18きっぷ 2,410*2
ライナー券 静岡〜沼津 330
近鉄乗車券、特急券 3,690
奈良交通 新宮→大和八木 5,350
新宮ステーションホテル(残念ホテル) 6,200
新宮居酒屋きのした(マグロ料理が美味い)4,200
八木のうどん定食 890
ーーーーーーーーーーーーーーー
1泊2日 合計25,480円でした