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荒川のひみつ2

2018/11/7 カテゴリ: 社会科見学

荒川の下流は、今の隅田川を流れていました。

隅田川は、細く曲がりくねった河川で、大正以前は度々氾濫しました。

 

首都河川域を洪水から守るため、赤羽の岩淵水門から東京湾まで、隅田川とは別の流路が作られました。(昭和5年:荒川放水路)

 

 

 

 

 

100年に1度の大雨にも耐えうる、荒川放水路ですが、実は2箇所、脆弱な場所があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

東北本線の荒川鉄橋のところだけ、堤防が低くなっています。

 

近づくと、3メートル以上は低くなっています。

 

 

 

 

地下水の汲みあげなどで地盤沈下を起こし、住宅が川面より低くなってしまいました。

その分、堤防が嵩上げされましたが、鉄橋部分は取り残されています。

 

 

京成線の荒川鉄橋も、同じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カスリーン台風でも越水しない堤防ですが、100年以上に1度の大雨が、来年起こるかもしれません。

 

荒川が氾濫すると、流域の低地では、最大10m浸水する可能性があると、ハザードマップで謳われてます。(銀座でも50cm)

 

越水よりも、堤防崩壊を心配する向きもありますが、いずれにしても、想定外が起こる前に、鉄橋の架替工事が終わることを願っています。